通販カタログやTV通販が大好きでこの会社に入った草場が、かつてのあんなアイテムやこんなアイテムを解説していくコラムです。
今回は第1回目なので、やはり弊社の代表的商品である「高枝ツール」の歴史について語っていきたいと思います。愛が強すぎるので長文になりますがお付き合いください。
【初期】TV通販に高枝切りばさみ登場
1'30"くらいに出てきます。
・1980年代初頭(株)総通の「日本直販テレビショップ」で放映され大ヒット、「通販といったら高枝切りばさみ」というイメージを植え付けた。初代はポールの先にハサミがついて高い所の細木剪定ができるシンプルなもの。
【成長期】高枝切りばさみの多機能化
当初1.8mでしたが、1990年頃に3mまで伸びるようになりました。
(これは売れた通販商品によくある進化でビッグ化と言います。(言いません))

その後日本文化センターさんでキャッチ機能(果物などを切り落とさずに挟んだまま取れる機能)が登場
◀︎スプレーをつけられるタイプも登場しました (これは通販でよくある多機能化という進化です)
この時、さらに3mから5mへのビッグ化を果たし、ついに腕で支えきれなくなって肩ベルトがつくようになりました。
その後、太い枝も切りたい、との要望に応えてのこぎりアタッチメントも登場。 (通販ではこのように使い道が増えることを1台2役とか2WAYとか呼びます。WAY(ワイ)化と言います。(言いません))
◀︎のこぎりとの2wayよくわからないかもしれないけど、こういうことです
先端にのこぎりがついていますが、後ろのハサミで切ることもできます。ハサミはロープで操作します。
このロープで操作するタイプが出てきたのも90年代だったと思います。さらに、取っ手がつきます。
【黎明期】創業記念セット化して以後はアンビル刃に
ついてきてますか?みなさん。ここまで進化した高枝切り鋏はさすがに進化の方向性を見失ってしまいます。
90年代の後半では、日本文化センターさんで有名な「創業記念セット」売りされるまでになります。実質、安価になってしまいます。
アンビル刃とは何かというと、、、難しいですが、簡単です。とっても枝が切りやすくなったのです。
これがアンビル刃です。枝を支えて切りやすい。
そして、刃の形状も力を加えやすいように変わりました。2段階調整とか、3段階調節できるものまで登場。こういう、ユーザビリティを追求した進化は企業努力系進化と言います。売れた商品が多機能になり、安価になり、セット売りで叩き売りされすぎた後に、改良を追求した結果こうなります。
アナログ道具の最終形態とも言えるかもしれませんね。
【新時代】電動化の波が到来、さらに激安化の波も
その後訪れるのが、やはり電動化です。2010年頃だったと思います。
電動化は中国経済の発展がやはり要因としてでかいと思います。工場が増え始めたのが2000年代で、そこに日本企業が進出してフル稼働しだしたのが00年代後半なんでしょうね
電動化のあとは、ハイパワー化して、もはや違う形状のものに進化していきます。こうして、我々の販売している高枝チェーンソーまでその歴史を繋ぎます。
感慨深いものがありますね。
おつきあいいただきありがとうございました。
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